パスタ作ったお前
一人台本にもできます。
二人台本として演じる場合は、男の言葉に合わせたり被せたりしながらアドリブで当ててください。
情景だけ※にて表記します。
※椅子に手足を縛られ布でサルグツワをされています。
男「なぁ…、これさ…なんだかわかる?」
男「えー?あぁ、口塞いでるからな…わかっても答えらんねぇか…。」
男「これな…特殊な革をあつらえた首輪なんだよ…。」
男「これをお前の首にはめるだろ?そうするとどうなると思う?」
男「よく似合うんだよ…ほら、な?似合うだろ?」
男「そんなに喜んでくれるのか…嬉しいなぁ…。」
男「泣くほど喜ぶなんて…俺は今とても気分がいい…。」
男「俺さ、聞いてくれるか?パスタが好きなんだよ…。」
男「粉の分量…水の温度…練り具合…そして寝かせる時間…。」
男「どれ一つとっても手を抜いたらダメなんだ…。」
男「お前はどんなパスタが好きなんだ?」
男「俺はアラビアータが好きなんだ…。ひりっとした辛口のパスタ…わかっていながら冷やした水を飲むことで更に辛さが増す…。くくく…あぁ…食べたい。」
男「あ、そうだ!お前にも見てもらいたいんだよ!ちょっと待ってろ?…ほら…このパスタの麺棒!いいだろ…これ…。このメーカーの麺棒が一番使いやすいんだよ…。」
(ここから暴力シーン)
※まずは一発ずつ殴ります。
男「これでさぁ…練ったパスタの生地を伸ばすんだよ…でもな…先ずは両手でしっかりと生地こねるのが必要なんだよ!」
男「ゆっくりと…ゆっくりと…一回一回に気持ちを込めて…練るんだぁ…。」
男「ほら…動くなよ…動いたらダメだろ…?練りにくいじゃないか…。」
男「良い感じの弾力になるまでしっかりと…。」
男「こねる…またこねる…。」
男「どうした…?そんなに嬉しいのか?自分が俺の大好物であるパスタにされるのが…あぁ、感激じゃないか…涙まで流して…。」
男「俺もさ…嬉しいよ。こうして自分の拳を痛めて、あぁ今俺は美味いパスタ作ってるんだな…って…。」
男「んー?あー生地に真っ赤な不純物が混じってるなぁ…うーん、こういう時は水を足した方がいいのかな…。」
男「…ほら…綺麗になった…。どうした?あー、息がしにくいんだね…。」
※布で口を塞がれているため水を吸って呼吸困難になります。
男「生地も呼吸をするんだ…。どうだい?生き返るような気分だろ…?」
※布を外されます。
男「さて、生地を練り直さないとね…。」
男「この感触…そして弾力…。うーん、まだ少し硬いところがあるなぁ。」
男「あ、ちょっと今いいところだから黙っててくれるか?」
男「そんなに声を荒げたら生地が雑になるだろ…?」
男「さぁ続けるよ…。うーんいい感じだ。生地も柔らかくなってきたところで…。」
男「麺棒を使うかな…。ん?まだ息が苦しそうだ…。」
男「どうやら気に入ってくれたみたいだね…革の首輪。水を含んでいい感じに締め付けてるだろ…?」
男「痛みと息苦しさで心地いいだろ…?それじゃ早速、イタリア製のこの麺棒を使って…。」
※木製の麺棒で殴打されます。
男「生地を伸ばして…。」
男「あぁ、いいぞぉ…もっとだ!もっと歓喜の声をあげろ!」
男「あ、全体的に生地を伸ばさないとな…」
男「ほら、指伸ばして…一本ずつ丁寧にする潰さないとな…」
男「見て見て!もう指先が真っ赤に染まってるよ!美味しそうだなぁ…」
男「他の指も…完熟トマトが弾ける感じ…たまんねぇ…!」
男「あ!肝心なことを忘れてた!生地に塩を足さないとな…。」
男「そんなに喜んでくれるのか…もっと!もっと喜べ!」
男「あー、疲れた。あ、湯が沸いたな…いい感じに沸騰してる…。」
男「トマトは皮を剥いて使うのが一番なのを知ってるか?」
男「…そんなに暴れたらお湯がかけられないだろ?指先を伸ばすんだよ…。あ、折っちゃおう。」
※潰れた指先に熱湯をかけられます。
男「うん、熱湯をかけやすくなった…あれ?急に大人しくなったね?」
男「まあいいや。これで目が覚めるだろ。そろそろパスタを茹でるころだな… 」
男「あ、その前にパスタを切らないとね…見ろよ!このナイフ!とても磨かれてるからお前の顔がよく映ってるだろ?」
男「服が邪魔だな…。切り裂いちまうか…よし、これで生地がよく見える…感じるかい?俺が丹精こめて研いだナイフの感触が…」
男「そんなに喜ぶなよ!ほぉら…一本…二本…三本…四本…。」
※胸をナイフで切り裂かれます。
男「さぁ、パスタを茹でるぞぉ!じっとしとけよ…ほら…熱湯で一気に茹でてやるから…そう!いい!いい表情だ!」
※傷だらけの身体に熱湯をかけられます。
男「アラビアータは後でフライパンで水分がなくなるまでじっくり煮詰めるから…アルデンテで仕上げるとして…。」
男「あれ?またか…まぁいい。次はフライパンを熱して…水分が飛ぶまで煮詰めないとな…。」
男「あー、いい感じにフライパンが熱されてきた…。茹で上がったパスタをフライパンに…。」
※熱したフライパンを体に押し当てられます。
男「良い音だ…あ、鷹の爪やらニンニクやら…よし、薬味をパスタに絡めて…」
※傷口に香辛料を刷り込まれます。
男「どうした?そんなに目が飛び出るほど俺を見つめて!そんなに嬉しいのか?」
男「水やら熱湯やら首輪にかかってどんどん締まってくな…息苦しいか?」
男「さてと、だいぶ水分も飛んだようだし…そろそろ…パスタを皿に移すか…。」
男「しーっ…大丈夫だ…。安心しろ…。俺がお前を全部食ってやるから…。ちょっと鉈が必要だけどな…。」
おしまい